かかりつけ医を持つと何が変わる?忙しい40代が内科クリニックを活用するメリット
内科
公開日
2026.8.26
更新日
2026.8.24

こんにちは、とどろきLAクリニック 院長の漆畑です。
🌀「かかりつけ医、そろそろ必要な気はするけど…どう選べばいいの?」
🌀「クリニックって、具合が悪くなったときだけ行く場所じゃないの?」
そう思っている方もいるのではないでしょうか。
実は、かかりつけ医は「急病のときにだけ駆け込む先」ではありません。健康について気軽に相談でき、必要なときには専門の医療機関につないでくれる身近なパートナーです。
この記事では、かかりつけ医が役立つ5つの場面と選び方、最初の一歩をやさしく解説します。選び方のチェックリストつきなので、通える範囲のクリニックを思い浮かべながら読んでみてください。
- 🔸 かかりつけ医って、何をしてくれる人?
- 「主治医」とはここが違う
- かかりつけ医と病院の医師は、役割が違います
- 40代こそ「元気なうち」にかかりつけ医を持ちたい理由
- 🔸 かかりつけ医がいると変わる、5つの場面
- ① 健診で「要再検査・要精密検査」が出たとき
- ② 健診で「血圧・血糖・コレステロールが高め」と言われ続けているとき
- ③ どの科に行けばいいか、わからないとき
- ④ 家族の体調も気になるとき
- ⑤ 飲んでいる薬が増えてきたとき
- 🔸 かかりつけ医の選び方|5つのポイント
- 🔸 かかりつけ医デビューは「健診結果の相談」から
- 🔸 よくある質問
- Q. かかりつけ医になってもらうのに、登録や手続きは必要ですか?
- Q. すでに複数の病院に通っています。かかりつけ医はどこにすればいいですか?
- 🔸 まとめ|かかりつけ医は「健康について幅広く相談できるパートナー」
🔸 かかりつけ医って、何をしてくれる人?
「主治医」とはここが違う
『主治医』は、たとえば大腸がんの治療で中心となる消化器外科の医師のように、特定の病気や治療を担当する医師を指すことが多い言葉です。
一方、『かかりつけ医』は、日頃の体調不良や健康相談、生活習慣病の管理などを継続的に相談でき、必要に応じて専門医療機関へつないでくれる身近な医師です。
同じ医師が両方の役割を担うこともあります。
かかりつけ医と病院の医師は、役割が違います
大きな病院が担っているのは、主に高度・専門的な検査や治療(手術や入院での治療など)です。一方で、日々の体調管理や生活習慣病のケアは、かかりつけ医の得意分野になります。
役割が違うだけで、どちらが上ということはありません。
おすすめは「いつもはかかりつけ医、いざというときは紹介状で大病院へ」という使い分けです。
※緊急時は直接受診した方がよい場面もあります。
40代こそ「元気なうち」にかかりつけ医を持ちたい理由
40代は、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病が静かに始まりやすい年代です。日本では、高血圧の方は約4,300万人いると推計されています。
高血圧などの生活習慣病は、自覚症状がないまま続くことがほとんどです。だからこそ、何もないうちから「かかりつけ医」を持っておくことが健康管理のカギになります。
🔸 かかりつけ医がいると変わる、5つの場面
かかりつけ医の出番は、意外と身近なところにあります。
まずは下の図をご覧ください。

① 健診で「要再検査・要精密検査」が出たとき
結果票を手に、どこへ行けばいいか迷ったときは、まず受診したことがある内科の医師や、近場の内科に相談してみましょう。
数値の意味を説明し、必要なら追加の検査や専門医への紹介まで判断してくれます。
実際に、健診結果をきっかけに継続的に受診される方も少なくありません。
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② 健診で「血圧・血糖・コレステロールが高め」と言われ続けているとき
生活習慣病の治療は、薬をもらって終わりではありません。数値の変化に合わせて、生活の工夫と薬を調整し続ける長い付き合いになります。
経過を知っている医師が続けて診ると、過去の血圧や検査結果と比べながら、生活習慣や治療を見直しやすくなります。
③ どの科に行けばいいか、わからないとき
「この症状、どの科に相談すればいいの?」と迷っているうちに、受診をあきらめてしまった経験はありませんか?
かかりつけ医は、緊急性の高い症状を除き、何科に行けばいいかわからないときの最初の相談窓口になります。
診察のうえで、必要なら適切な専門科を紹介してくれます。
④ 家族の体調も気になるとき
40代は、自分の体調だけでなく、家族の健康について考える機会が増えてくる時期です。
「子どもも自分も体調が悪い」「親の血圧や健診結果が気になっている」——そのようなときにも、かかりつけ医は最初の相談先になります。
当院では内科・小児科に対応しているため、親御さんとお子さんが同じ日に相談しやすい体制を整えています。
⑤ 飲んでいる薬が増えてきたとき
病院ごとに別々に薬をもらっていると、同じ効果の薬の重複や飲み合わせには意外と気づけないものです。
そんな時はかかりつけ医にもお薬手帳を見せ、ほかの医療機関から出ている薬を共有しましょう。薬の重複や飲み合わせを確認しやすくなります。
🔸 かかりつけ医の選び方|5つのポイント
かかりつけ医選びで見ておきたいポイントは、次の5つです。

なかでも大切にしてほしいのは、「通いやすさ」と「話しやすさ」の2つです。
評判がよくても、遠くて足が遠のいてしまっては続きません。気になることを気軽に話せるかどうかも、実際に受診して確かめるのがおすすめです。
他にも、内科を含めて幅広く診ているか、専門医への紹介体制や予防医療・健診への対応はあるか。クリニックのホームページや初診の際に確かめてみてください。
「有名だから」「口コミがいいから」だけで決めるのは、少しもったいない選び方です。続けて通える相性のよい医師を、ご自身の感覚で選んでみてください。
🔸 かかりつけ医デビューは「健診結果の相談」から
「健診結果の相談だけで受診してもいいの?」と、ためらう方もいるかもしれません。
もちろん大丈夫です。健診で『要再検査』『要精密検査』『要治療』などを指摘された場合は、その結果票を持ってお気軽に医療機関へご相談ください。
結果の内容をもとに、必要に応じて追加検査や今後の治療を一緒に考えていきます。
健診結果にもとづく診察や検査は、保険診療で行います。自己負担額は、保険証の負担割合や検査内容によって変わります。診察のときにご説明しますので、気になることはお気軽にお尋ねください。

当院でも、初診の際に生活習慣・服薬状況・健診結果をまとめてお伺いし、お一人おひとりに合ったフォローの形を一緒に考えていきます。
また、必要に応じて、専門の医療機関への紹介状の作成にも対応しています。
🔸 よくある質問
Q. かかりつけ医になってもらうのに、登録や手続きは必要ですか?
A. いいえ、特別な手続きは必要ありません。「困ったときはこの先生に相談する」と決めて通ううちに、自然と関係ができていきます。
なお、2025年には『かかりつけ医機能報告制度』が始まり、現在は厚生労働省の『医療情報ネット(ナビイ)』で、かかりつけ医機能から医療機関を探すことができます。
Q. すでに複数の病院に通っています。かかりつけ医はどこにすればいいですか?
A. よく受診している内科系の医師が選択肢の一つとなります。
内科を受診していない場合は、診療科にかかわらず、普段の体調や薬、健診結果などを相談しやすい身近な医師を、かかりつけ医として考えてみましょう。
🔸 まとめ|かかりつけ医は「健康について幅広く相談できるパートナー」
最後に、この記事のポイントを整理します。
かかりつけ医は、「健康について幅広く相談できるパートナー」です
健診後のフォロー・生活習慣病の管理・薬の飲み合わせの確認など、身近な5つの場面で頼れます
選ぶときは「通いやすさ」と「話しやすさ」を優先しましょう
最初の一歩は、健診結果を持って「ちょっと相談」からで十分です
40代でかかりつけ医を見つけておくと、経過を共有しながら健康管理を続けやすくなります。
かかりつけ医をお探しの方は、当院にもお気軽にご相談ください。
それではまた、次のコラムで!
【参考文献】
令和6年国民健康・栄養調査報告(2024)|厚生労働省
高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)(2025年8月発刊)|日本高血圧学会
かかりつけ医機能報告制度・かかりつけ医機能報告マニュアル(2025)|厚生労働省
医療情報ネット(ナビイ)(2024)|厚生労働省